新しくはじまるauの資産運用はこれまでも利用できていたau PAYポイント運用とは別の資産運用プログラムです。
auカブコム証券でできるauの資産運用とau PAYポイント運用ではなにが違うのか、パッと見でわかりにくすぎると思いませんか?
dポイント投資のようにPontaポイントを使って資産運用をはじめたいと考えている方にとってはどちらを使えばよいのか迷うしかないですね。
このauの資産運用とau PAYポイント運用は似ているようで中身は全く違います。
ポイント投資をするならau PAYポイント運用一択ですが、資産を増やしたいのであればそれぞれにメリット・デメリットがあるのでよーく理解してから運用をはじめましょう。
au PAYポイント運用とauの資産運用の違い
まずはau PAYポイント運用とauカブコム証券が提供するauの資産運用の違いを確認しましょう。
auが提供する2つの資産運用の違い | ||
au PAYポイント運用 | auの資産運用 | |
ポイント投資 | 〇 | 〇 |
現金投資 | × | × |
投資信託 | 〇 ただし、auスマート・プライム(高成長) しか選べない |
〇 |
株式投資 | × | 〇 |
プチ株・ミニ株 | × | 〇 |
出金方法 | ポイントで出金 | 現金で出金 |
au PAYポイント運用とauカブコム証券が提供するauの資産運用では大きく分けて、
- 投資信託の自由度
- 株式投資の可否
- 出金方法
に違いがあります。
覚えておいて欲しいのは、ポイントを利用してauの資産運用をおこなった場合、運用に使ったポイントは現金として返ってくることです。
Pontaポイントはローソンのお試し引換券に交換することで1ポイント当たり2~3倍の価値で利用できたり、au PAYマーケットでポイントを増量してお得にお買い物することができますが、auの資産運用でポイント投資してしまうとPontaポイントを失うことになります。
auの資産運用を利用する際はどれくらいのポイントを運用に回すのかをしっかりと考える必要があります。
Pontaポイント(au PAYマーケット限定)増量キャンペーンを利用してau PAYマーケットをお得に利用するおすすめの方法au PAYポイント運用はアクティブ型の投資信託しか選べない
au PAYポイント運用ではいろいろな選択肢の中から選んで資産運用ができるワケではなく、auスマート・プライム(高成長)というアクティブ型の投資信託しか選ぶことができません。
投資先の割合としては、
- 国内株式:30%
- 国内債券(ヘッジ付外債含む):20%
- 海外株式(新興国株式含む):35%
- 海外債券(新興国債券含む):15%
となっています。
海外運用割合50%に新興国への投資が含まれていることがアクティブ型らしさになっています。
上のチャートで大きく下がっているところは新型コロナウイルス感染症の影響による大幅下落となっていますが、それ以外の部分では全体的に右肩上がりのグラフにはなっています。
2020年9月直近の運用実績としても堅実な運用をしているように見えますね。
相場としても新型コロナウイルスへの懸念が薄らいで盛り返している局面であることは考慮する必要がありますが、アクティブ型投資信託であることを考慮して少額投資するなど考慮しておけば問題ないようにもみえますね。
dポイントとPONTAポイントはどっちを貯めた方がお得?還元率や有効期限などを比較auの資産運用は証券会社の運営となるため基本的にすべての投資が可能
参照:auカブコム証券
auの資産運用はauカブコム証券でおこないます。
名称に証券とついていることからわかるように、運営元が証券会社になるため投資信託だけではなく株式取引(現物・信用)やプチ株・ミニ株取引、ETF、FXなど幅広く取り扱っています。
auの資産運用のトップページを見ている限りでは、
- 100円の投資信託からはじめられる手軽さ
- au IDとの紐づけで口座開設が簡単
- Pontaポイントを使って投資ができる
ことを売りにしているようです。
ただし、Pontaポイントを使うことができるのは投資信託のみであることは要注意です。
【サービス概要】
投資信託の購入(買付)代金の一部、または、すべてにポイントの利用が可能です。
※Pontaポイントを当社が買い取って投資信託の約定代金に充当します。
この文言からわかるように、投資に利用したPontaポイントはauカブコム証券の買取となって現金に替わり約定代金として使用されます。
Pontaポイントのまま投資に利用できないことは頭に入れておきましょう。
Pontaポイントで投資信託を購入すれば株式投資などの担保金として利用できる
【投資信託を担保に「信用取引」「FX」「先物」ができる】
保有している現物株式・投資信託(一般型)を担保にすることで、現金0円からでも信用取引やシストレFX®・先物取引を始めることができる「代用有価証券」をご利用いただくと、効率良く投資を行う幅が広がります。auカブコム証券が認める一定の有価証券等(代用有価証券)については、以下の証拠金換算率(代用掛目)の評価で保証金・証拠金として利用可能です。
auの資産運用は投資信託の購入金額を担保として株式投資やFX、先物取引が可能です。
これは現物株を担保に信用取引が可能であることと同じ理屈ですね。
- Pontaポイントを担保にレバレッジ取引ができる
これがauの資産運用の最大のメリットです。
といっても大量のPontaポイントを投資にあてることは難しいので担保金の足しにすることができる程度に考えておきましょう。
2.4万円以上の投資信託保有で毎月Pontaポイントが貯まる
auカブコム証券には資産形成プログラムというものがあり、毎月の投資信託保有額に応じてPontaポイントがもらえます。
投資信託保有額に応じたPontaポイント付与の概要 | |
月間平均保有額 | 年率 |
2.4万円~100万円未満 | 0.05% |
100万円以上~3,000万円未満 | 0.12% |
3,000万円以上 | 0.24% |
たとえば100万円分の投資信託を保有している場合、
- 100万円 × 0.12% = 1,200P ※1年間でもらえるPontaポイント
という計算になります。
100万円でも1年間でもらえるPontaポイントは1,200Pです。
0.12%は楽天銀行のマネーブリッジ利用者特典0.1%よりも高い金利なのでメガバンクよりも優秀な金利といえます。
投資信託は投資ですので必ず利益が出るわけではありませんが、基本的な運用成績としてはプラスになっていくと考えられます。
そういう意味では投資信託で資産運用しながら預金金利をもらえるのと同じですね。
たくさんのポイントがもらえるわけではありませんが、より効率的に資産運用をすることができるのがauの資産運用のメリットです。
ライフメディアからauの資産運用に登録するとポイントがもらえるのでとてもおすすめ!Pontaポイントは資産運用でも増やすことができます
今回はPontaポイントはau PAYポイント運用とauカブコム証券の資産運用のどちらで増やすのがおすすめなのかを確認しました。
いやいや、どんな資産運用ができるのか、しか書いてないじゃないか。
と感じますよね。
Pontaポイントを増やすという意味では選択肢としては2つあります。
- au PAYポイント運用でPontaポイントを運用して増やす
- auカブコム証券で投資信託を購入してPontaポイントをもらう
①のau PAYポイント運用でPontaポイントを増やす場合、元手はPontaポイントですのでそれほど多くのポイント運用をすることは難しいと思います。
しかし、Pontaポイントのまま現金と同じように投資を行い、Pontaポイントという形で資産を増やすにはおすすめです。
②のauカブコム証券の投資信託を購入してPontaポイントをもらう場合、Pontaポイントは一種の利息と同じになります。
Pontaポイントそのものを効率よく増やすためにはauカブコム証券で投資信託を購入する、もしくは他の証券会社からauカブコム証券に乗り換えるのがおすすめです。
つまり、
- Pontaポイントを有効利用したい
- Pontaポイントを増やしたい
これらのどれが目的なのかでどちらを選ぶべきか決まってくることになります。
ふむふむ、投資信託を購入しているだけでPontaポイントの利息がもらえるのはおいしいかも。
私は大きな金額を投資信託にあてる余裕はないからPontaポイントを使うことで余剰資金で資産運用をするような形がいいかな。
どちらもPontaポイントを増やすことにつながりますが、目的をよく考えてから資産運用をはじめるようにしましょう。
ライフメディアからauの資産運用に登録するとポイントがもらえるのでとてもおすすめ!
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