スマホ決済が身近な暮らしでよく利用されるようになってきましたが、スマホ決済のキャンペーンをいかに活用するかに注目してしまっていて、現金払いからスマホ決済に切り替えたことでどれくらいポイント還元を受けられて節約できているのかは意外と把握できていないと思います。
それでもスマホ決済を利用することで節約できていることは確かですので、どれくらい節約できているのかを数値にして見える化してみるとわかりやすいですよね。
そこで今回は1ヶ月間の食費を現金払いからスマホ決済に切り替えた場合の節約額を見える化してみます。
2人以上の世帯の1ヶ月間の食費は33000円
まずは1ヶ月間の食費がどれくらいなのかを調べてみます。
ソースは、こちら。
家計調査報告-2018年総務省統計局による2018年の家計調査報告書から、2人以上の世帯における調味料などを除く飲食代金の平均を算出して食費と考えることとします。
この結果、1ヶ月間の食費は平均で33000円となりました。
この33000円を現金払いからスマホ決済に切り替えた場合にどれくらいポイント還元で節約することができるかを見える化してみます。
1番普及しているPayPayで食費を支払った場合の節約額は?
計算のベースとなるスマホ決済はどのサービスを使用しても構いませんが、1番普及しているスマホ決済が現実的なのでPayPayで支払った場合を考えてみます。
PayPayの還元率はPayPay残高払いで1.5%還元となるので、
- PayPay還元率:1.5%還元
- 1ヶ月間の食費:33000円
- 1ヶ月間のポイント還元額:495円
となります。
1ヶ月間のポイント還元額は495円となります。
思ったよりも少ない気がしますが、この495円は現金払いだったら貯まらなかったと考えれば、とても価値のある495円ですよね!
ちなみに、1年間で5940円のポイント還元=節約です。
5940円あれば美味しいご飯が食べられますね!(食べてしまうと節約した意味がないですが…)
消費税ポイント還元対象店舗を利用した場合の節約額は?
2019年10月の増税と同時に始まった消費税ポイント還元の制度では、対象店舗で5%還元、フランチャイズ店舗の場合は2%還元を受けることができます。
還元を受けるためにはキャッシュレス決済で支払う必要がありますが、PayPayなどのスマホを利用したQRカード決済はキャッシュレス決済なので還元の対象となります。
食料品のお買い物や外食の店舗が消費税ポイント5%還元の店舗だったと仮定すると、
- 消費税ポイント還元額:1650円
- まちかどペイペイ還元額:1650円
- 1ヶ月間の合計節約額:3300円=10%還元
となります。
まちかどペイペイはPayPayが提供する消費税ポイント還元キャンペーンで、消費税ポイント還元とは別にPayPayの決済で5%に相当する還元を受けることができます。
1ヶ月間トータルで10%還元の3300円が節約金額になります。
1ヶ月間で3300円も節約することができると考えれば、スマホ決済を使ってみたくなりませんか?
スマホ決済は使いやすさを意識して利用するのがおすすめ
食費をスマホ決済で支払うことでどれくらいの節約効果があるのかをわかりやすく見える化するために、1番普及しているPayPayを例にとりました。
実際に現金払いからスマホ決済に切り替えてみたいと感じた方は、
- 利用できる店舗の多さ
- 使っているスマホキャリアやネットショッピングとの関係性
- 決済金額に対する還元率
- キャンペーンの有無
などを意識して、ご自身で使いやすいと感じるスマホ決済を1つ、もしくは2つ準備しておくのがおすすめです。
キャンペーンや還元率の情報をくまなく把握して、場面に応じてベストなスマホ決済を使い分けるのが節約面では1番効果がありますが、あれこれ考えなければいけないので疲れてしまいます。
なにを重視して使いたいのかを明確にしておけば悩むことも減ります。
還元率にこだわりたいなら、主要なスマホ決済(PayPay/楽天ペイ/LINE Pay/d払い/au Pay/Origami Pay)の情報収集を怠ってはいけません。
現金払いからスマホ決済に切り替えて無駄なく節約したいのであれば、還元率にこだわるよりもPayPayや楽天ペイなどの利用できる店舗の多いスマホ決済を選ぶのがよいでしょう。
感覚としては固定費を下げるためにスマホキャリアを切り替えたりするのと同じです。
大事なのは現金払いからスマホ決済に切り替えることです。
主要スマホ決済の還元率一覧
スマホ 決済 |
還元率 (通常決済) |
消費税ポイント還元 | 備考(*) | ||
2% 店舗 |
5% 店舗 |
還元上限, ()内は購入金額 |
|||
PayPay | 1.5% | 3.5% | 11.4% (*) | 1000円/回 5000円/月 |
まちかどペイペイ,2020年3月31日まで →1/20の確率で最大1000円還元,外れた場合は1.5%還元 最大11.4%還元だが、1000円以上のお買い物では還元率が下がる |
楽天ペイ | 5% (*) | 5% (*) | 5% (*) | 2000ポイント/期間(40000円/期間) | ずーっと5%還元キャンペーン,2020年3月2日9:59まで →還元上限到達後は楽天ペイによる還元はゼロ、登録したクレカ分の還元のみ |
LINE Pay |
0.5~2.0% (*) | 2.5~4% | 5.5~7% | マイカラープログラム | |
Origami Pay |
3% | 5% | 8% | 2000円/回 | いつでもその場で3%OFF,2020年1月31日まで クレカ払いの場合は1%還元+クレカ還元分,通常決済時の最大還元額3000円/回 |
d払い | 0.5% | 2.5% | 10% (*) | 500ポイント/回(10000円/回) 2000ポイント/月(40000円/月) |
d払い生活応援キャンペーン,2020年3月31日まで →還元上限到達後は楽天ペイによる還元は0.5%還元 |
au Pay | 0.5% | 2.5% | 5.5% | auスマートパスプレミアム(有料)に加入すれば1.5%還元 |
現金払いからスマホ決済に切り替えるにあたって、どのスマホ決済を利用するかの選択基準として還元率は1つの目安になります。
使い始めの段階で、どのスマホ決済が自分の生活スタイルに合っているのかを考えておけば、その後は継続して利用するだけです。
キャンペーン抜きの通常決済で1番還元率が高いのはOrigami Payですが、利用できる店舗の数がそれほど多くはないのがデメリットです。
楽天ペイはキャンペーン時の還元率は高いですが、キャンペーンが開催されていない場合は楽天ペイとしての還元率はゼロ、クレジットカードで支払う場合はクレカ分の還元を受けることができますが、チャージして利用する場合は還元ナシとなります。
利用できる店舗の数や還元率の高さもこみで考えると、やはり安定感抜群なのはPayPayです。
これからスマホ決済をはじめますという方はPayPayがおすすめです。
スマホ決済を利用して食費を節約しよう!
スマホ決済が普及してきたので、これまで現金払いで購入していたものをスマホ決済に切り替えて、ポイント還元で節約することができるようになりました。
特に現金で支払う割合が多かった食費をスマホ決済に切り替えることで、1ヶ月間で495円、1年間で5940円の節約が見込めます。
現在は消費税増税後のポイント還元キャンペーンも行われているので、食料品を消費税ポイント還元の対象店舗で購入することで1ヶ月間で3300円の節約も可能になります。
消費税ポイント還元は2020年6月で終了の予定となっていますが、延長されたりすればさらに節約することができます。
大事なのは現金払いから使いやすいスマホ決済に切り替えることであって、還元率の高いスマホ決済を器用に使い分けることではありません。
今日からすぐに始めることができるので、まずは食費をスマホ決済に切り替えるところからはじめてみませんか?
【初心者におすすめ】使い勝手抜群&高還元率なスマホ決済3選
コメント