コロナウイルス感染症のパンデミックにより、これまでのライフスタイルの見直しが必要とされております。
そこで提案されている新しい生活様式の中では、スマホ決済などの電子決済による支払いが推奨されています。
しかし、ここで問題になってくるのがiPhone X以降で導入されているFace IDの画面認証システムによる画面ロック解除機能。
マスク着用が標準スタイルの生活ではFace IDで画面ロックを外すことができないので支払いのたびにパスワードを入れたり、一瞬だけマスクを浮かせたりするのがとても煩わしいですね。
でも、マスクを一瞬浮かせるのは感染症予防の面では避けたいところ。
今回はiPhoneユーザー必見の新しい生活様式で推奨される スマホ決済などの電子決済の注意点について紹介します。
新しい生活様式ではスマホ決済などの電子決済が推奨される
新しい生活様式では働き方の新しいスタイルについての言及だけではなく、食生活や娯楽、冠婚葬祭などについても感染症対策として触れられています。
その中のお買い物についてはこのように書かれています。
- 通販も利用する
- 1人または少人数ですいた時間に済ませる
- 電子決済の利用
- 計画をたてて素早く済ます
- サンプルなど展示品への接触は控えめに
- レジに並ぶときは、前後にスペースを空ける
行動の意識付けによる対策に加えて、通販と電子決済の利用が推奨されています。
通販を利用することで外出による人との接触を避ける目的は理解できます。
電子決済の推奨は現金の受け渡しによるウイルスの伝搬を防ぐことを目的としています。
お買い物する商品の袋詰めなどがあるからそれほど大きな効果があるようには思えない気もしますが、現金は不特定多数の方が触れているので感染症のリスクが高いという判断ですね。
電子決済の中でもスマホ決済=コード決済が対策として有効に
電子決済には、
- 非接触決済、タッチ決済のクレジットカード
- WAONやSuicaなどの電子マネー
- PayPayやLINE Payなどのスマホ決済、コード決済
が挙げられます。
この中で完全ノータッチのスキャンのみで支払いを済ませることができるのがスマホ決済やコード決済などと呼ばれるQRコードを読み取ることで支払いを済ませることができるサービス。
いろいろな種類のスマホ決済がありますが、スマホ決済初心者の方はPayPayやLINE Payから始めてみるのがおすすめです。
還元率は0.5~1.5%と特別高いわけではありませんが、クレジットカードは使えないけどPayPayは使える場合などにとても便利です。
使い方も超簡単!PayPayでクレジットカードやデビットカード、プリペイドカードを代用しよう!
INEサービスの一部なので気軽に始めることができるだけではなく、マイランクの導入により還元率が1~3%とその他のスマホ決済と比べても高めに設定されています。
ただし、ポイント還元を受けるためにはLINEが提供するクレジットカードのVISA LINE Payカードを持っている必要があります。
使いやすさと還元率の高さを兼ね備えているのでおすすめです。
LINE PayのLINEポイントクラブへの変更点を確認!マイカラー廃止とマイランク制度とチャージ&ペイ開始で利用者へのメリット・デメリットはどうなる?
感染症対策としては1番優秀と考えられますが、Face IDが原因で1番リスクが高い電子決済に様変わりしてしまうので注意が必要です。
Face IDが原因で感染症対策が不十分になるリスクがある
Face IDはiPhone X以降の機種で搭載された顔認証システムで、従来のTouch IDに置き換わってセキュリティロックの解除に利用されている。
Face IDが搭載されているのは、
- iPhone X
- iPhone XS
- iPhone X MAX
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPad Pro(第3世代)
となっています。
Face IDが問題となる理由はマスクをした状態ではロック解除ができないから。
このため、毎回パスワードを入力するか、ロック解除のためにマスクをずらすかの2択しかないというのが大問題になるわけです。
顔の半分をマスクしてFace ID設定することでマスクあり解除が可能になる?
iOS 12以降のFace IDでは2つの容姿まで設定できるようになっているので、マスクをしている場合のFace ID対策として、顔の半分をマスクで多い、半分はなにもしないままでFace IDの設定を行うことでマスクをした状態でもロック解除ができるようになるというもの。
ITmediaさんの方でまとめられているのでマスクをつけた状態のFace ID設定はそちらを参照ください。
ただ、この設定をしたからといってマスクをつけた状態でも毎回Face IDでロック解除ができるようになるわけではなく、マスクをつけた状態でもロック解除できる確率が上がるというだけです。
さらに、セキュリティ面では大幅に劣化してしまうとのことなので、今後継続的に使っていくための方法としては不十分となっています。
iOS 13.5からはFace IDの認証に失敗した場合のパスワード入力画面の表示が早くなるように改善されています。
残念ながら、セキュリティと感染症対策としてベストな手段は毎度パスワード解除していくことになります。
Face IDでロック解除してスマホ決済を利用するためのおすすめの方法
ようやく本題です。
顔半分マスク状態でFace ID設定を追加する方法やiOS 13.5にバージョンアップしてパスワード表示を早くする方法もありますが、セキュリティを劣化させることなくマスクをした状態でFace IDによるロック解除ができることがベストです。
そこでおすすめな方法がこちらになります。
Face IDで認証されるかどうかの判断材料は鼻の頭が見えているかどうかになります。
つまり、マスクをしたままFace IDでロック解除するためにはマスクを鼻の頭までさげてしまえばOKということです。
マスクをしたままFace IDでロック解除する方法
- マスクを鼻の頭まで下げる
- 鼻の穴がマスクから出てしまわないように注意する
鼻の頭=トップ下に引っ掛けるようにするのがベスト。
鼻の下まで下げてしまうと感染症対策の効果が薄れてしまうのでNG。
たいしてコツがいるわけではありませんが、マスクを鼻の頭が出る位置まで下げて何度かFace IDを試してみるとベストポジションを見つけられるはずです。
これでマスクをしたままの状態で便利なFace IDを利用することができます。
ひと手間必要にはなりますが、セキュリティを確保したままFace IDでロック解除できるのでおすすめです。
電子決済時もマスクはしっかりとしたまま済ませよう!
今回は新しい生活様式の中で推奨されている電子決済時の注意点についてご紹介しました。
コロナウイルスのパンデミックにより、3密の回避だけでなく常にマスク着用で外出するということが習慣化されていくことになります。
その中でiPhone X以降で導入されているFace IDはマスク着用状態でのロック解除が難しく、わざわざレジ前でマスクを外すという本末転倒な事態を招きかねません。
マスクを半分つけた状態でFace ID設定を行う方法もありますが、セキュリティ面を考慮すれば推奨することはできません。
おすすめは鼻の頭までマスクを下げてFace IDでロック解除すること。
Face IDは鼻の頭が出ているかどうかが判定基準に入っているので、鼻の頭までマスクを下げればOKです。
しかし、鼻の穴はしっかりとマスクの内側に残るように気を付ける必要があります。
スマホは高価なため簡単には買い替えすることができませんが対策できないことはありません。
マスク装着時のFace ID対策としてご活用ください。
マイナポイント事業と紐付けするおすすめのスマホ決済・電子マネーはどれ?
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