2019年はスマホ決済元年ともいえるほどスマホ決済のキャンペーンが活発でしたが、数多く登場したスマホ決済も今では片手で数えるほどまで絞られてきたイメージがあります。
数は絞られてきたとはいえまだまだどのスマホ決済を利用するのがベストなのかは判断が難しいところがあります。
PayPayやLINE Payが代表的ではありますが、QRコード決済(バーコード決済)はぞくぞくと登場してきています。
やはりスマホ決済のお得さを判断する指標としてはポイント還元率で比較するのが1番わかりやすいですよね。
そこで今回はスマホ決済の還元率を比較してこれからも継続的に利用できそうなスマホ決済はどれなのかを考えていきたいと思います。
スマホ決済サービスを一覧で確認
2020年現在ではたくさん登場したスマホ決済もだいたいの住み分けが見えてきた感があり、主要なスマホ決済はこちらの7つに絞られてきました。
- PayPay
- LINE Pay
- 楽天ペイ
- au Pay
- d払い
- メルペイ
- ファミペイ
キャンペーンも以前ほど活発には開催されておらず、スマホ決済も通常営業になってきたので還元率も似たり寄ったりになってきました。
それでも、それぞれのスマホ決済サービスで特徴があるのでご自身の用途に合ったスマホ決済を利用していくのがベストになります。
主要スマホ決済サービスの特徴を
- ポイント還元率
- 使える店舗
の2項目について考察し、独断と偏見でランキング化してポイント還元率を一覧比較していきます。
第1位 PayPay 100億円キャンペーンの圧倒的還元率で知名度No.1
還元率 | 0.5% ~ 1.5% |
キャンペーン | まちかどペイペイなど |
利用可能店舗数 | ◎ |
やはりランキング1位はPayPayで決まりです。
PayPayの利用金額に対する還元率は4.0%とかなり優遇されている時期もありましたが、2020年4月からは通常還元率0.5%、最大還元率1.5%に変更されます。
PayPayに連携させるクレジットカードはYahoo!JAPANカードが還元率の面で優遇されていましたが、PayPayに紐付けしたYahoo!JAPANカードのクレジットカード決済に対しての還元はゼロに改悪、さらにYahoo!JAPANカード以外のクレジットカードを紐付けした場合は還元率がゼロになりました。
これまでのような還元率の面でのメリットはかなり薄れてしまいましたが、PayPayはスマホ決済の中でトップクラスの利用可能店舗数を誇ります。
クレジットカードは利用できないけどPayPayは利用できる店舗もあったりしますので、クレジットカードの代用としては最高のスマホ決済なのでこれからも継続して利用していくことができますね。
各種キャンペーンではYahoo!プレミアム会員が優遇される
PayPayはソフトバンクとヤフーの合同運営を行っていますので、各種キャンペーンでも自社サービスを利用しているユーザーの還元率優遇があります。
たとえば、ガストの20%還元キャンペーンでは、
- ソフトバンクのスマホユーザー
- ワイモバイルのスマホユーザー
- Yahoo!プレミアム会員
この3つのいずれかに該当していると20%還元キャンペーンの対象になります。
キャリア変更は少しハードルが高いので、もともとソフトバンク・ワイモバイルを使っていた方以外の方がわざわざ変更することはないと思いますが、Yahoo!プレミアム会員であれば月額498円(税込)で利用することができます。
Yahoo!プレミアム会員はYahoo!サービスの利用において様々な補償を受けることができるサービスで、さらにPayPayの還元キャンペーンの優遇も受けることができるメリット付き。
Yahoo!ショッピングのLOHACOで5000円以上お買い物してYahoo!ショッピングに申し込むことで6ヶ月間無料で利用することができるキャンペーンも常時開催しているので、LOHACO経由で無料でYahoo!プレミアム会員になるのがおすすめです。
第2位 圧倒的なキャンペーン開催率でユーザーの心をつかんだd払い
還元率 | 0.5% ~ 7.5% |
キャンペーン | dポイントスーパー還元プログラム,
d払い生活応援キャンペーンなど |
利用可能店舗数 | 〇 |
d払いは他のスマホ決済に比べると大々的な還元キャンペーンは少ない印象でしたが、PayPayやLINE Payなどのキャンペーンが落ち着いてきたタイミングで大量のキャンペーンを開始しました。
どこで利用しても20%還元といったキャンペーンは少なめですが、ドラッグストアで20%還元、dポイント20倍などd払いに限らずdポイントも絡めて多数のキャンペーンを開催してくれます。
d払いは出遅れ感がありましたが、完全に巻き返しましたね!
通常還元率は0.5%ですが、ドコモユーザー優遇のdポイントスーパー還元プログラムを完全攻略すれば7.5%還元という破格の還元率になります。
ユーザーを選ぶのでNo.1とはしませんが、特定ユーザーにとっては迷うことなく使えるスマホ決済です。
第3位 還元率1.5%達成が簡単すぎるau Pay
還元率 | 0.5% ~ 1.5% |
キャンペーン | 毎週10億円キャンペーンなど |
利用可能店舗数 | △ |
au Payも他のスマホ決済に遅れをとっていた印象が強かったですが、最近開催中の毎週10億円キャンペーンで一気に知名度を上げてきました。
しかし、au Payの魅力はそこではなく、他のスマホ決済に比べて簡単に達成することができる還元率1.5%にあります。
au Payの通常還元率は0.5%ですが、支払い方法をクレジット決済もしくはauの電話料金と合算で支払うことができるかんたん決済のどちらかを組み合わせることでクレジットカード分の還元率と合わせて1.5%還元を達成できます。
PayPayや楽天ペイをはじめとするスマホ決済サービスで還元ナシ〜0.5%還元までかなり絞られる形になったのと比較するとau Payはかなり使い勝手の良いスマホ決済です。
auユーザーが特別に優遇されているわけではなく、誰でも利用できて還元率も1.5%の高還元なので今後のスマホ決済ではかなり重宝されるでしょう。
貯まったPONTAポイントはお試し引換券やau Wowma!で利用する
au Payの利用で貯まるポイントは現在はau WALLETポイントですが、今後はPONTAポイントに統合されます。
PONTAポイントはローソンでお試し引換券に交換することができますが、30Pで100円くらいの商品に交換できるので実質的に2〜3倍のポイント効率になるのでおすすめです。
また、PONTAポイントをauが運営するショッピングサイトであるau Wowma!限定ポイントに交換することで50%増量できるキャンペーンなども不定期開催されています。
キャンペーンに乗っかることができればポイント効率はグンとあがりますし、楽天市場やYahoo!ショッピングよりもお得になるので結果的にとてもお得にお買い物することができます。
ポイントの利用方法が豊富でポイント効率も優れているのがau Payの最大の特徴でありメリットになります。
第4位 楽天市場のポイントも使える楽天ペイ
還元率 | 0% ~ 1% |
キャンペーン | ずーっと5%還元キャンペーンなど |
利用可能店舗数 | 〇 |
楽天ペイは数ある楽天サービスの中の1つで、楽天サービスを利用して貯まった楽天ポイントをチャージして使うこともできます。
楽天ペイはずーっと5%還元キャンペーンでどこで利用しても5%還元のとても使い勝手のよいスマホ決済でしたが、2020年3月2日で終了しました。
現在の還元率は0%とスマホ決済の中では最低となっていますが、クレジットカードを連携させることで0.5%〜1%の還元率になります。
クレジットカードを使っているのと変わらない状況ではありますが、アプリで支払いすることができるのはメリットです。
楽天ペイは紐付けするクレジットカードに制約がないのもメリット。
楽天ペイは利用可能店舗数も多いこと、さらにキャンペーンはどこでも使えて全てのユーザーにとって使い勝手のよいものが多いので、今後も不定期開催されるだろうキャンペーンに期待が持てます。
第5位 スマホ決済の中で唯一iD決済に対応していて最速決済ができるメルペイ
還元率 | 0% |
キャンペーン | メルペイフィーバーなど |
利用可能店舗数 | ◎ |
メルカリ一体アプリで利用可能なメルペイ。
50%還元や70%還元など破格な還元キャンペーンを実施してくれるのがメルペイの魅力です。
メルペイ最大の魅力はQRコード決済だけでなくiD決済に対応していること。
わざわざアプリでQRカードを表示させなくてもリーダーにかざすだけで瞬間決済できることは他のスマホ決済にはない魅力です。
メルペイはキャンペーン以外の利用では還元ゼロのため、キャンペーン以外の利用者が少ないことがメルペイの課題です。
しかし、スマート払いであれば利用金額を翌月にまとめて決済が可能となるのでクレジットカードを持てない方にとってメルペイは非常に助かるサービスです。
せめて0.5%還元でいいから利用に対するポイント還元を受けることができれば普段使いに最適なスマホ決済になるのですが。
メルペイを始める方はキャンペーンコードの入力でメルペイ残高をもらうことができます。
キャンペーンコードはKYDAHNを利用してください。
ただほどお得なものはありませんので、これから始めてみようかな、という方は是非利用してください。
第6位 LINE Pay 高頻度で開催されるPayトクキャンペーンが魅力
還元率 | 0.5% ~ 2.0% |
キャンペーン | Payトクキャンペーンなど |
利用可能店舗数 | △ |
LINE Payは40%還元のPayトクキャンペーンなど、2019年はじめ頃に多くの方に利用されましたが、現在ではキャンペーンも減り、還元率も制約が増えたので利用している方が減っているイメージです。
現在のLINE Payの還元率はLINE Pay「マイカラー」プログラムによって決まります。
LINE Pay「マイカラー」プログラムでは、1ヶ月あたりの決済金額と送金機能を利用した回数に応じて決まります。
1ヶ月に1万円以上、LINE Payで決済をする方はホワイトカラーからレッドカラーにランクアップすることができます。
ホワイトカラーの還元率は0.5%、レッドカラーでは0.8%なのでそれほど大きな差ではありませんが、5万円以上の決済でブルーカラーになることも可能になります。
月額の決済金額に応じて還元率が変動するので注意しておきたいですね。
第7位 無料クーポンが嬉しいファミマ専用スマホ決済 ファミペイ
還元率 | 0.5% |
キャンペーン | 不定期配布のクーポンのみ |
利用可能店舗数 | × |
ファミペイはファミリーマートでしか利用できないスマホ決済ですが、不定期に配布されるクーポンがお得なスマホ決済です。
スマホ決済内でTポイントやdポイント、楽天ポイントと連携しているため、ファミペイで支払いするだけでポイントカードの読み込みも終わるため、何度もバーコードをスキャンしなくて済むのが嬉しいですね。
ファミペイ自体の還元率は0.5%ですが、ファミマTカードからチャージすることで還元率は1%になります。
しかし、クレジットカードからのチャージはファミマTカードのみという制約も。
ファミリーマートでしか使えないデメリットはありますが、お得な無料クーポンも配布されるので、必要な時に必要な分だけチャージして使うのがおすすめです。
スマホ決済比較まとめ
今回はスマホ決済の還元率についてまとめました。
以前のような高還元率なスマホ決済はなくなりましたが、PayPayは利用可能店舗がとても多くて使い勝手が良くなりました。
d払いやau Payなどキャリア系スマホ決済は現在も継続的にキャンペーンを行っていてお得に利用できるメリットがあります。
たくさんのスマホ決済を器用に使い分ける必要はありませんが、2種類くらいはいつでも使えるようにしておくと便利ですね!
コメント